えもいブログ

AIトラベルのCTOをしています。n=1 の事実をもとに思うがままに書きます。emotionalだったり、そうじゃなかったり。

場所にとらわれない開発チームづくり

AIトラベルの開発チームは、フロントエンドエンジニア/バックエンドエンジニア/ディレクタすべてフルリモートで仕事をしています。

※ インフラまわりはCTO/CEOが現状は対応しています。

僕がAITravelにJoinしてから1年ぐらい経ちます。 今までは業務委託の方がメインで傭兵の集まり的な形で、開発を進めていたのですが、プロダクトも大きくなり、お客様も増えてきたので、チーム化を少しづつ進めています。

今日は、ほとんどのメンバーがフルリモートで働く開発チームのマネジメントの大変さと、それでもフルリモートの開発メンバーによるチームビルディングをこれからも続けていきたいという想いをブログに書いてみようと思いました。

場所と時間に決して依存しない。だけども、チームとして機能している。そういう組織を本気で作っていこうとしています。

(正直、完全にはなかなか難しいとは思っているのですが、可能な限りそうしたいと考えいています。)

ぶっちゃけフルリモートのメンバーをマネジメントするのは大変

顔が見えないんだから当たり前ですよね。。

ちょっと相談したい、少しお願いする仕事の内容の方向性が変わったというときでも、わざわざ文字に落としてSlackに流したり、その都度オンラインミーティングを設定するのは地味に時間的なコストがかかります。

もちろん、今一緒に働いている方々は、行間を読んで仕事をしてくださっているので、とても助かっているのですが、それでも文字を利用した非同期コミュニケーションには限界というものがあります。

人数が増えてきて、エンジニアの方々とのやり取りだけで僕の一日の仕事が終わってしまうような恐ろしいことも起こりました。

また、お願いする問題の背景にある想いや(ときには色々なゴタゴタ)、作業の優先度も伝わりにくいです。

また、別の問題として、エンジニアの評価するという観点でも、フルリモートはエンジニアが直接頑張っている姿を見ることができないわけですし、GitHub上でアウトプットと、Slack上でのコミュニケーションのみでの評価がメインになってしまうので、本当にシビアに評価することになっていると思います。

色々試したり検討してみたものの、本質的にコミュニケーションが楽にはなりませんでした。

例えば、最近良く聞くネットワーク越しにディスプレイ上でずっとオンラインで接続するという形もありかなと思ったのですが、それはそれで、働くタイミングの自由を奪っているので、そうしたくもないよなと思い、そういう手もとっていません。

働く時間と場所の自由を担保させながら、コミュニケーションコストを下げるのは、なかなか難しいなぁというのが、今までやってきた中での感覚でした。

開発メンバー全員がフルリモートという組織の形は限界かもなと思う瞬間も正直ありました。

経営メンバーや営業メンバーなどのいろんなステークホルダーからやりたいこと聞いて、データの設計や機能設計などを行い、エンジニアに作業をお願いするところが、どうしても属人的なり、かつ、コミュニケーションが多く発生するので、それを全部請け負っていたCTOの私に仕事が集中して、業務が回らなくなりそうに何度もなりました。

結局、このあたりのなんとも形容し難いスキルセットをもつ人をなんとか採用しようと考えたのですが、そもそもこの職種は何なのかはっきりせず、困っていました。 世の中ではディレクタとでも言うのでしょうか。ときにはデータの論理設計とかをすることを考えると、その名前も不適切な気がします。

転機

偶然に、そのなんとも形容し難いところをいい感じにできる元エンジニアの方にjoinいただき、エンジニアチーム内に小さなフルリモートチームを作ることができるようになりました。このようなフルリモートチームをいくつも作っていけば組織がまだまだスケールする可能性を感じていて、これからがとても楽しみです。

ただ、なんでも丸投げできるわけではないのは皆様のご想像の通りで、下記の2つの変数を注意深く調整する必要があります。

  • どれくらいの粒度の仕事か
  • どれくらいのペースで依頼するか

ここの調整がとても難しいなと思っていますが、現状は少しずつ仕事を移譲しつつ、進めているのが現状です。

当然この新しくJoin頂いた元エンジニアの方も、フルリモートです。(初回の面談以外に対面でお会いしたことがないですw)

どこまで大きなフルリモートのエンジニア組織を作れるかチャレンジしていきたい

リモートワークというと、なんだか自由で、いい感じに聞こえますが、仕事をする側/お願いする側どちらにも辛いポイントがたくさんあると思っています。 もちろん仕組みやツールによって、フルリモートの障壁がどんどん下がっているとは思いますが、コミュニケーションの効率性、情報の伝達の精度など、失うものはたくさんあります。

ときに、会社にフルタイムで出社していただけるメンバーを置いてしまいたい。という誘惑に引っ張られるのですが、 現状リモートワークや自由に働けるかけがえのないメリットをとっているのだから、リモートワークのデメリットは甘んじて受け入れています。

ちなみに出社してくださるなら、それはそれで超ウェルカムです!やりたいのは働く場所を自由にしたいので、会社に来たい気持ちを否定することはないですw

もちろん、1年後に全く別なことを言っている可能性は否定できないですが、可能な限り今の文化を残していきたいなと思っています。

我々の会社はCEO/CTOがともにエンジニアなのですが、我々も働く場所は自由であったほうが生産性が高いと実感もしているので、このまま会社が成長しても今のフルリモート文化はなくしたくないなと、個人的には思っています笑

(やはり自宅の開発環境ほど最高なものはない笑)

また、能力が高い人が、場所にとらわれず、ガンガンアウトプットでき、それをきちっと評価できる組織ってちょっと面白いよなと思っています。 僕の観察下だけの話なので、本当のところはわかりませんが、なんやかんやで、10人-20人のサイズ以上の開発チームで、ほとんどの開発メンバーがフルリモートな会社って聞いたことないよなと思っています。

ちなみに、今のAIトラベルでは、いろんな場所からメンバーにフルリモートで働いて頂いています。 日本の中では、京都や熊本、海外では、ドイツやバンクーバーなど様々です。そういったさまざまな場所で働いている方と時差を気にせず働けるのは、本当に不思議だなと日々思っています。

まだまだ、小さく弱い開発組織ですが、これからも色々試しながら、我々の文化に合ったプロフェッショナルチームの形を見つけていきたいと画策しています。

AIトラベルでは、場所にとらわれないチーム作りを手伝ってくださるディレクター、エンジニア、テスタを募集しています。